起源
小城羊羹の起源は、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、佐賀藩の小城鍋島藩領内で作られていた羊羹と言われています。当時は藩士や領民の嗜好品として楽しまれていました。
森永惣吉による発展
明治時代に入り、森永惣吉という人物が小城羊羹の製造・販売を始めました。森永惣吉氏は、大阪の老舗羊羹店「虎屋」で修行を積み、小城羊羹に独自の工夫を加えました。それが、上質な小豆と砂糖を使い、寒天で固めた「小城羊羹」です。
全国的な人気
森永惣吉氏の羊羹は、その美味しさから評判を呼び、明治後期には全国的に知られるようになりました。大正時代には、皇室への献上菓子にも選ばれるようになりました。
現在
現在では、21軒の小城羊羹製造業者が存在し、それぞれ独自の製法で羊羹を作っています。伝統的な製法を守りながら、新しい商品開発にも取り組んでおり、様々な種類の小城羊羹を楽しむことができます。
小城羊羹の美味しさの秘密
小城羊羹の美味しさの秘密は、以下の点にあります。
- 上質な材料:小城羊羹は、厳選された豆、砂糖、寒天で作られています。
- 伝統的な製法:小城羊羹は、代々伝わる伝統的な製法で作られています。
- 職人の技:小城羊羹は、熟練の職人が丁寧に練り上げ、状態を見極めて仕上げています。
小城羊羹の種類
小城羊羹には、様々な種類があります。代表的なものは以下の通りです。
- 本練羊羹:定番のこしあんの羊羹です。
- 抹茶羊羹:抹茶の苦味と羊羹の甘さが絶妙なバランスの羊羹です。
- 小倉羊羹:小豆の粒が入った人気の羊羹です。
小城羊羹の楽しみ方
小城羊羹は、そのまま食べる以外にも、様々な楽しみ方があります。
- お茶と一緒に:日本茶やほうじ茶と一緒に食べると、羊羹の甘味が引き立ちます。
- アイスクリームと一緒に:アイスクリームに添えて食べると、冷たいアイスクリームと羊羹の温かい甘さが絶妙な組み合わせになります。
- トーストに乗せて:トーストに羊羹を乗せて焼くと、羊羹の甘みが溶け出して、サクサクのトーストとの相性抜群です。
小城羊羹の山田老舗について
小城羊羹の山田老舗は明治28年1月山田亀吉本店として羊羹製造業を開始しました。
小城羊羹業者のなかで、最古の創業年(129年の歴史)を持つ業者です。
特徴
- 伝統的な製法
山田老舗の小城羊羹は、厳選された原材料を創業以来受け継がれてきた伝統的な製法で丁寧に練り上げ、餡の風味にこだわった逸品です。
- 素材へのこだわり
山田老舗の小城羊羹は、素材にこだわり、高品質な豆、砂糖、寒天を使用しています。
- 豊富な種類
山田老舗の小城羊羹は、定番の紅練羊羹(こしあんの羊羹)、抹茶羊羹、小倉羊羹、白練羊羹があります。
- 受賞歴
山田老舗の小城羊羹は、全国菓子大博覧会で、内閣総理大臣賞、名誉総裁賞を受賞しています。
おすすめ商品
- プチ小城羊羹ようかんころりん
山田老舗の定番商品である、表面が固い小城羊羹は、厳選された原材料を丁寧に練り上げています。『プチ小城羊羹 ようかんころりん』は白練・小倉・抹茶の3種類を一度にお楽しみいただける一番人気の商品です。
- ミニ羊羹
ふたくちサイズで食べやすいサイズに仕上げた羊羹です。紅練(こしあん)、抹茶がございます。お茶請けやお配り物、ギフトでも幅広くご利用いただける商品です。
- 薄板巻
柔らかいタイプの小城羊羹です。舌触りなめらかであっさりした甘さに仕上げております。紅練(こしあん)、抹茶、小倉、白練がございます。
店舗情報
- 住所: 〒845-0001 佐賀県小城市小城町905
- 電話番号: 0952-73-2051
- 営業時間: 10:00~17:00(土曜 10:00〜13:00)
- 定休日: 不定休
- アクセス: JR小城駅から徒歩約15分
オンラインショップ
山田老舗は、オンラインショップでも小城羊羹を販売しています。全国どこでも山田老舗の小城羊羹を購入することができます。
https://www.rakuten.co.jp/yamadarouho/
https://yamadarouho.base.shop/
https://shopping.geocities.jp/yamadarouho/smart/
まとめ
山田老舗は、伝統的な製法と素材へのこだわりで、120年以上愛され続けてきた小城羊羹の老舗です。ぜひ、山田老舗の小城羊羹を味わってみてください。